佐藤輝の母校・仁川学院が逆転勝利!エース緊急降板も主将が好投

 「高校野球兵庫大会・2回戦、仁川学院4-2三木」(10日、ベイコム野球場)

 阪神・佐藤輝の母校である仁川学院が逆転勝利で3年ぶりに夏初戦突破した。

 先発のエース・清水想投手(3年)は二回に味方の失策から先制点を許すと、三回は適時打を浴び2点目を許した。さらに2死一塁となったところで右手中指を負傷し、緊急降板。2番手で主将の古谷洋投手(3年)が登板し、ピンチを切り抜けた。

 「いきなりの登板ですごい緊張した」という古谷だが、安定感抜群の投球でスコアボードに0を並べた。すると六回、ここまでチャンスを生かせていなかった打線が奮起した。木本健太内野手(3年)の中前打から死球と安打で2死満塁に。打席を迎えた杉田伍世捕手(3年)は二回に、失点につながる捕逸もあっただけに「俺がやってやる」と奮起。適時左前打で2人が生還し、同点に追いついた。

 七回には勢いそのまま、木本の適時打で勝ち越すと、西村十輝外野手(3年)の適時打で4点目を追加した。2点リードの九回、古谷は3連打で2死満塁のピンチを背負うも、最後は三直に仕留めた。6回1/3を4安打無失点の好投で流れを呼んだ古谷は「エースの清水を援護するピッチングをしようと思っていた。逆転しても油断せずに最後まで全力で投げようという気持ちがあった」とうなずいた。

 佐藤輝を2年秋から指導した辻元伸一監督(51)は「しんどかったです。(古谷は)ナイスピッチングでした。びっくりするくらい」とたたえた。佐藤輝は3年の夏に初戦敗退している。チームは夏2勝すれば2017年以来9年ぶりとなる。杉田は「佐藤先輩の名に恥じないようにプレーしたいとみんな思ってやっている。僕たちは個人の能力は高くないんですけど、束となっていきたい」と意気込んだ。

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