西武・平良 沖縄出身選手初の凱旋星 粘投5回0封、三回まで完全投球 1カ月ぶり6勝目

 「西武6-1楽天」(7日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 沖縄が生んだ豪腕が故郷で凱旋勝利を手にした。150キロ中盤の剛速球と切れ味鋭い変化球で、西武・平良が5回を零封。102球を投じたものの、我慢の投球で6月11日以来となる6勝目。チームの連敗も6で止め、「三回までは思い通りの投球ができた。球数は要したが、無失点で抑えられて良かった」と息をついた。

 沖縄の球史に残る1勝にもなった。1961年にプロ野球が沖縄で初開催されて以降、これまで37試合が行われたが、沖縄出身の投手が勝ち投手になったことはなかった。自身も前回先発の2023年6月27日の日本ハム戦は7回2失点、11奪三振と力投しながら敗戦投手になるなど、通算3度登板し、0勝2敗1ホールド。4度目の登板で待望の勝利を手にした。

 三回まで完全投球。四回は先頭の中島に初安打を許したが、続く宗山を遊ゴロ併殺。直後に2四球を与えながらも後続を断った。3安打と四球で走者を出した五回も浅村の三ゴロ併殺など無失点で切り抜けた。

 打線の援護にも恵まれたが、何よりも力になったのは故郷の大きな声援だった。沖縄・八重山商工時代に戦った球場。訪れた野球少年らに「シーズン中のプロのスピード感を見せることができた」と笑顔を見せた。石垣市出身のプロ9年目。背番号61の背中には喜びがあふれていた。

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