DeNA・篠木 熱投130球プロ初完投 プロ2年目、特別な神宮に錦 14カードぶり勝ち越し
「ヤクルト1-12DeNA」(4日、神宮球場)
130球目。最後は真っすぐと決めていた。九回2死一塁、DeNA・篠木健太郎投手は法大の後輩・松下に対し、渾身(こんしん)のストレートを投げ込んだ。「一番気持ちのこもる球にしようと思った」。遊飛に打ち取り、プロ2年目で初完投。慣れ親しんだ神宮に錦を飾った。
プロ入り後の自身最長イニングは7回。「八回からの感じは、大学野球では味わってこなかった雰囲気だった」と未知の世界に奮い立った。チームは今季、先発陣のコマ不足に悩まされ、8回以上を投げたのはエース・東、石田裕の2人だけ。「しっかり投げていくことがチームのためにもなる。これからも変わらず投げていきたい」と芽生えた責任感を口にした。
神宮は特別な思い入れのある聖地。小学生の頃、同じ群馬県出身で早大のエース・斎藤佑樹氏(元日本ハム)に憧れ、東京六大学リーグを目指した。木更津総合高から法大に進学。現在の下地をつくったのは、紛れもなくこのマウンドだ。
チームは11カード連続負け越しの危機にあったが、これで5月12~14日の中日戦以来、14カードぶりの勝ち越し。相川監督も「中継ぎの状況を考えると完投は本当に感謝。また一歩成長できた」と孝行息子に目を細めた。
