巨人・浅野 再昇格即1号V弾 2年ぶりお立ち台「鳥肌」 チーム首位タイ浮上
「巨人1-0中日」(20日、東京ドーム)
鬱憤(うっぷん)を晴らす序章か。再昇格した巨人・浅野翔吾外野手が今季1号決勝弾でチームを勝利に導く。「何とか今日結果を残したいと思っていたので」。5月下旬、わずか10打席で2軍再調整。巡ってきたアピールの場で、チームを首位タイに押し上げた。
三回だった。昇格即「8番・左翼」での先発出場で迎えた1打席目。中日・大野のカットボールを迷いなく振り抜いた。打球は左翼席中段へ。2年ぶりのお立ち台には「さっきからちょっと鳥肌が立っている」と、スタンドの作った景色に武者震いもした。
5月28日に2軍降格。「最短で帰る」を目標に、走攻守全てのレベルアップを誓った。朝練に始まり、試合後も1時間の居残り練習…。結果よりも内容を求め、「練習でやっていることが試合ででき始めた。試合で学べたことが多い」と積み重ねた日々が少しずつ自信に変わっていった。
チャンスは突然やってくる。キャベッジのコンディション不良で橋上監督代行も腹を決めた。「これはこれで浅野を使え、ということなのかな」。19日夜、昇格の連絡を受けてからは浅野も心の準備を開始。先発出場を想定したことで冷静に試合に入ることができた。
「明日以降打てなかったらまた戻ってしまうと思うので、ここで満足することなく明日からもより一層気合を入れてやっていきたい」。危機感は消えてはいない。今季1号を弾みに、積み上げた努力を1軍で花開かせる。
