ヤクルト・奥川 プロ初完封!7年目待望「九回を目指すのを当たり前にしたい」強力タカ打線二塁踏ませず 首位巨人に0・5差

 「ソフトバンク0-4ヤクルト」(14日、みずほペイペイドーム)

 最後までゼロを並べ続けた。九回2死、柳田に投じたこの日の111球目。大飛球を中堅・岩田がフェンス際で捕球すると、ヤクルト・奥川は笑顔を浮かべた。「入ったかなと思ったんですけど、アウトになってくれてホッとしました」。2021年にCSでの完封はあるが、レギュラーシーズンではプロ7年目でうれしい初完封となった。

 公式戦では初対戦のソフトバンクに「開き直ってマウンドに立った。それぐらい強い相手。かわしてというよりは、どれだけ自分の力が通用するか」と快速球で攻めた。九回も150キロ台を連発。最後まで二塁を踏ませない快投だった。

 故障に悩まされてきたが昨秋から継続的に投球練習を重ね、スタミナ強化に励んだ。星稜高からドラフト1位で入団したホープも25歳。「七回で終わりではなく、九回を目指すのを当たり前にしたい。自分の中で変えていかないと」。今季登板全10試合で5回以上を投げ、5月24日には敗戦投手ながら1失点完投と成長の跡を見せている。

 ソフトバンクがみずほペイペイドームで1人の投手に完封負けを許したのは今季初。偶然にも2年前、980日ぶりとなる負傷からの復活星を挙げたのが同じ6月14日だった。「レギュラーシーズンもたくさん勝てるようにがんばりたいと思います」。チームは交流戦で五つ負け越すも、首位・巨人とは0・5ゲーム差。リーグ優勝へ、奥川の活躍は欠かせない。

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