東北福祉大・佐藤悠太 今年公式戦初本塁打「自分でもびっくり」NPB12球団&メジャースカウトの前で弾丸ライナー突き刺した

 4回、ソロ本塁打を放つ佐藤
 4回、ソロ本塁打を放ち笑顔で生還する東北福祉大・佐藤(撮影・持木克友)
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 「全日本大学野球選手権・2回戦、東北福祉大7-1中部学院大」(9日、神宮球場)

 2回戦で2連覇を狙う東北福祉大が中部学院大を7-1で下し、準々決勝に進出した。NPB12球団やメジャーのスカウトが集結する中で、プロ注目の佐藤悠太外野手(4年・報徳学園)が四回に右中間へソロを放った。金沢学院大も天理大に勝利し8強入り。1回戦では富士大、函館大、周南公立大、東海大九州が勝って、2回戦に進んだ。

 白球は瞬く間に左中間スタンド最前列に突き刺さった。佐藤は驚いた様子でダイヤモンドを回った。「感触的に真芯だったけど打球が低かったので、自分でもびっくりした」。3-1の四回に弾丸ライナーで今年公式戦初本塁打を放ち、得意の神宮で2連覇へ一歩、近づいた。

 「去年のすごくいいイメージで試合に入れた」。昨年の大学選手権では5試合で1本塁打を含む11安打6打点、打率・440と優勝に貢献し最高殊勲選手賞を受賞。今春リーグ戦は14打点で最多打点賞を受賞したが、0本塁打で打率・286と不本意だった中での一発だった。二回は中前打を打ちマルチ安打の活躍を見せた。

 報徳学園時代はイップスで投手から野手に転向した苦労人だ。2年冬から野手の練習を始めたが身長181センチで体重65キロと「ガリガリ」。「めちゃくちゃきつかった」という5食を取る食トレで現在は86キロまで増え、力を付けて3年春に花を咲かせた。

 山路哲生監督(59)は「あんなホームランは初めて見た。チームの中で一番すごかった」と絶賛しきり。集結したスカウトにもアピール十分だ。オリックス・小松スカウトは「パンチ力があって肩も強くて足もある。(プロでも通用する)可能性を持った選手」と評価した。

 「プロ野球で長く一線で活躍できる選手になりたい」と佐藤。“神宮の男”がさらなる力を発揮する。

 ◆佐藤 悠太(さとう・ゆうた)2004年11月22日生まれ、21歳。兵庫県神戸市出身。181センチ、86キロ。右投げ右打ち。六甲アイランド小3年時に六甲アイランド少年団野球部で野球を始める。中学時代はヤング神戸ドラゴンズに所属し、報徳学園では3年春に外野手としてベンチ入り。東北福祉大では1年秋にベンチ入り。3年春の全日本大学野球選手権で最高殊勲選手賞を受賞し、3年春と秋のリーグ戦でベストナインに選出。好きなプロ野球選手はカブス・鈴木誠也。

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