巨人・泉口V打「つい出ちゃいました」歓喜のガッツポーズ ミスター魂で3連勝
「巨人2-1オリックス」(4日、東京ドーム)
連夜の逆転劇に本拠地が揺れる。またしても八回だった。巨人・泉口友汰内野手がバットを振り抜くと、打球はフェンスに当たる鈍い音を鳴らす。「ベンチを振り返った時に、皆さんすごく喜んでくれていた。それがうれしくて、つい出ちゃいました」。思わず突き上げた拳。3連勝で2位・阪神に1差だ。
同点で迎えた八回だった。小林が四球を選ぶと、ベンチも一気に攻勢をかけていく。代走・門脇を起用し、松本は犠打に成功。橋上監督代行も腹をくくった。「泉口選手にかけていました」。外角の変化球を振り抜き、左翼への適時二塁打で勝利を呼び込んだ。
オリックス3連勝はいずれも逆転勝利。3日-長嶋茂雄さんの一周忌特別試合にも八回、丸が代打逆転満塁本塁打を放っていた。八回に待つドラマがある。この日は2試合スタメン落ちと苦しんでいた泉口が一気に主役に躍り出た。「Hランプがつくことが一番薬になるというか、気持ち的にも本当にそれが一番ですね」。調子が良い時も、悪い時も変わらない。自分を信じてバットを振った早出練習が答えだ。
海の向こうには悩みを共有できる先輩もいた。オフに自主トレをともにするブルージェイズ・岡本とは毎日のように連絡を取り合い、「和真さんと似たような数字の時があった。2人で傷のなめ合いじゃないですけど、『まだ5月やし』みたいな、『頑張ろうな』」と励まし合った。耐えた日々が力になる。野球の神様は必ず見ている。
