ノムさん門下生対決!巨人・橋上監督代行が日本ハム・新庄監督に先勝 抱擁「されるのかなって心配しました」
「日本ハム2-4巨人」(29日、エスコンフィールド)
巨人・橋上秀樹監督代は歩み寄る新庄剛志監督と言葉を交わし、すぐに笑い合った。メンバー表交換時のわずか数秒間。「昔から付き合いがある。感動の抱擁にはなりませんでしたけど、されるのかなって心配しました」。敵将同士の共通点。野村克也氏の門下生対決で先勝した。
丁寧に得点を奪いにいった。同点の五回には中前打を放った吉川が二盗を決めて、ダルベックの決勝打を呼ぶ。六回には無死一塁から「雑な攻撃にしたくない」と岸田に犠打のサインを送り、松本が中押し打を放つなど手堅く追加点を重ねた。
橋上監督代行は北の大地へ足を踏み入れる前から、柔らかい表情を浮かべていた。頭に膨らませていたのは、かつて学んだ野球。同じ“ノムさんの門下生”として見る新庄野球だった。「時代的に古いと思われる作戦も結構あったんですけど、それは結構ぐるぐる回るもの。当時、野村さんがこういうものは面白いと言っていたギャンブル的なプレーも、新庄監督は今、普通にやっていますもんね」。敬意がある。
新庄監督は、昨季は2ランスクイズを決め、今季も前カードの阪神3戦目で2度のエンドランを指示。最後はセーフティースクイズで1点をもぎ取るなどスイープした。重なる原点がある。勝負の流れを引き寄せる野村野球の薫りがする。交わした会話は「なしでお願いします」と胸の内へ。北の大地での静かな読み合いはまだ続く。
