巨人・阿部監督「自分たちの野球を貫く」長嶋さんにささげる1勝 形見のスーツ、ブローチを身にまとい球場入り
「巨人3-1阪神」(27日、東京ドーム)
冷静な言葉で、巨人・阿部監督は開幕星への思いを寄せた。たかが、143分の1。それでも大事な1勝目でもある。「敵がどうとかじゃなく、とにかく自分たちの野球を貫くこと。それだけに集中している」。一丸で手にした始まりの1勝だ。
評価を覆す幕開けだ。予告していた通り、昨年亡くなった長嶋茂雄さんの形見でもあるスーツ、ブローチを身にまとって球場入りした。全体ミーティングでは「いよいよ始まる。つべこべ言うこともないだろうし、思い切ってやってくれ。それだけ」と短い言葉でナインをゲキ。気合を入れるには十分だった。
新年の幕開けから「新しいジャイアンツを作る」と掲げ、最後まで競争をあおった。宮崎のキャンプ地で催されていた長嶋さんの追悼展示も見学。「いつも病院から来てくださっている時も『勝つんだ』、『とにかく勝つんだ』っていうのはね、僕の耳に聞こえました」と教えを刻み込んだ。
2年ぶりの覇権奪還へ。この1勝は序章に過ぎない。だが、ミスターとともに戦った3・27は確かな「前進」となる。





