CSファイナル見直し決定 ゲーム差、勝率など条件付きで2勝のアドバンテージ NPB発表

 NPB(日本プロ野球機構)は19日、今季からクライマックスシリーズ(CS)のファイナルステージの開催方式を見直すことを発表した。条件付きでレギュラーシーズン1位チームに与えられるアドバンテージを従来の1勝から2勝に変更。シーズンを制したチームの価値を重んじる改革となる。

 レギュラーシーズンの価値を高める改革の導入が決まった。

 現行では1位球団には無条件に1勝のアドバンテージのみが与えられ、6試合4戦先勝制で実施されてきたが、今季からは対戦球団側のレギュラーシーズンの成績次第で2勝のアドバンテージが付与される。

 対象となるのは、1位球団とレギュラーシーズンのゲーム差が10ゲーム差以上ついた場合と、勝率5割未満のチームが進出した場合。いずれかの条件に該当すると1位球団に2勝のアドバンテージが付与され、7試合5戦先勝制となる。2つの条件が重なっても3勝のアドバンテージにはならない。

 アドバンテージ2勝が適用された場合、1位球団の日本シリーズ進出条件は3勝で変わりないが、下位球団のファイナルS突破条件は現行の4勝から5勝となり高いハードルとなる。

 昨季のセ・リーグでは阪神が2位・DeNAに13ゲームの大差をつけ優勝したが、CSでは1勝のアドバンテージしかないことから見直しの議論が高まり、NPBでは協議を進めていた。

 中村勝彦事務局長は「上位とのゲーム差や勝率を意識することで、最後までリーグ争いがしっかりしたものになるのではないか。リーグ優勝の重みがさらに尊重され、日本一の権威を毀損(きそん)しないことにつながる」と改革の意義を述べた。ただCSの醍醐味(だいごみ)でもある下位球団が1位チームを破る「下克上を否定するものではない」とも話した。

 これまで勝率5割未満のチームが日本シリーズに進出したケースはないが、リーグ優勝の価値、日本シリーズの権威を守るべく、未然に対策が講じられたことになる。

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