CSファイナル見直しをNPBが発表 10ゲーム差以上、勝率5割未満で出場の場合は1位球団に2勝のアドバンテージ

 プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)の開催方式が今季から見直されることが19日、NPBから発表された。条件付きで優勝チームのアドバンテージが従来の1勝から2勝に増える。

 143試合を戦うレギュラーシーズンの価値を高める改革となる。条件に該当するのは勝率5割未満のチーム、首位に10ゲーム差以上離されたチームがファイナルステージに進出した場合で、1位チームには従来の1勝から2勝のアドバンテージが与えられる。2つの条件が重なっても3勝のアドバンテージにはならない。

 ファイナルステージは1位チームにホーム開催権と1勝のアドバンテージが与えられて6試合4戦先取制で実施されるが、今季からはいずれかの条件に該当した場合は最大7試合の5戦先取制となる。成績がふるわないチームにとっては、ファイナルステージを突破しての日本シリーズ進出のハードルが高くなり、ファンの納得を得られる仕組みとなる。

 中村勝彦事務局長は「ゲーム差や勝率も意識したリーグ争いが最後まで行われるのではないか。リーグ優勝の重みがさらに尊重されるし、日本一の権威を毀損しないことにつながるのではないか」と話した。

 昨季のセ・リーグでは阪神が2位・DeNAに13ゲームの大差をつけ優勝したが、CSでは1勝のアドバンテージしかないことから見直しの議論が高まっていた。

 NPBの榊原定征コミッショナーも年頭に勝率5割を切ったチームが出場するケースについて「仮にそういうチームがCSを勝ち抜いて日本一になったら、それはどうなのかという問題意識は私だけじゃなく、みなさん持ってると思う。何らかの処置が必要」との考えを示していた。

 NPBは1月21日の選手会との事務折衝で見直し案を提示。選手会は持ち帰って12球団への周知を行っていた。

 なお、過去に勝率5割未満のチームが日本シリーズに進出した例はない。

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