大谷翔平&菊池雄星 花巻東ビッグスター初共演!侍Jメンバー8人先行発表 菊地は人生初代表「日本の勝利のために全力で」
野球日本代表・侍ジャパンの井端弘和監督(50)が26日、都内のホテルで来年3月に開催される第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、国内外のメンバー8人を先行発表した。米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(31)を筆頭に、エンゼルスの菊池雄星投手(34)も人生初の代表選出。岩手・花巻東の生んだビッグスターが、日の丸を背負って初競演する。
頼もしい選手らの集結に、名前を呼ぶ井端監督の声は力強かった。「まずMLBから菊池投手、松井投手、大谷選手」。早々に内定したメジャーリーガートリオだが、同大会に初参戦の菊池と大谷が同じユニホームに袖を通すのは初めてとなる。「世界一連覇」を懸けた大会は再び、熱狂の渦を巻き起こしそうだ。
経験豊富なメジャー組の参戦だが、井端監督はあくまでも「まずは自分の調整に努めてもらえればいい」とうなずく。そんな中でもピッチコムやピッチクロックなど、MLBのルールが適用される現実もあり、「まだ国内の選手は慣れていないので、そういったところのアドバイスもお願いしたい」とチーム一丸で戦っていく姿勢を示した。
全世界が注目する大谷の二刀流出場。米国のデローサ監督も「ベストな状態のベストの相手を倒したい。だから大谷には投げてほしいね」と打倒・日本に燃えているが、井端監督は「まだ調整段階ですし、まだ投げ始めてもいない状態です。そこはキャンプなどに入ってから」と説明。「彼が来てグラウンドで暴れてもらえれば、周りにもいい影響しか与えない」と大谷旋風に期待した。
大谷にとって菊池は憧れの存在だ。同じ高校を選び背中を追いかけ続けた先輩と、初めて同じユニホームを着ることが決まった。菊池は「年齢的にも上の立場になると思うが、自分に求められている役割を全うし、日本の勝利のために全力で腕を振る」と決意。前回と同じ背番号16に決まった大谷は「前回以上に素晴らしくなるんじゃないかなと思っている」と心待ちにした。23年、勝者だけが見られる世界一の景色を見た。再び、その頂へ。歓喜は何度だって訪れる。





