岡田彰布氏 藤浪、青柳らに苦言「アメリカに行ってすぐ帰ってくる」 制度見直し訴え「恥ずかしい」連呼
日本プロ野球選手会の労働組合結成40周年記念パーティーが9日、都内で約100人を集めて行われた。第3代会長で、阪神の岡田彰布オーナー付顧問(68)、第5代の古田敦也氏(60)ら歴代会長が出席した。
乾杯の音頭も取った岡田氏は壇上で苦言を呈した。藤浪や青柳の名前を挙げて「タイガースの選手はFAまで待てずに、アメリカに行ってすぐに帰ってくる。受け皿があるから。情けない。恥ずかしい。何年間か帰って来れないとか、これから制度を改善してほしい」とキッパリ。1993年にFA制度を勝ち取った当時の会長だけに、現状のポスティングシステムのあり方に、「恥ずかしい」を連呼して制度の見直しを訴えていた。
トークショーではFA制度の導入や、2リーグ12球団が存続した球界再編問題、育成制度など選手会の歩みを振り返った。
選手会はプロ野球選手の地位向上のために誕生し、85年11月に認定された。森忠仁事務局長は「歴史を若い選手に伝えるのが大事」と40年の歩みを継承していく重要性を口にした。





