侍J・井端監督 大谷の二刀流出場熱望 出場表明に「非常にありがたい」打順も上位想定「1打席でも多く」

 野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(50)が7日、来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する意向を表明した米大リーグ、ドジャースの大谷の起用法について「両方でいってほしい」と二刀流での出場を熱望した。その上で選手選考について打者専念の場合も想定し、3パターンを用意すると明かした。この日は金子ヘッドコーチ、梵内野守備・走塁コーチと、さいたま市内で行われた「NXグループ×侍ジャパン 野球教室」に参加した。

 キラキラと目を輝かせて話を聞く野球少年、少女を前に井端監督が世界一を力強く誓った。軸となるドジャース・大谷が先月25日、自身のインスタグラムでWBC出場を表明。指揮官として「世界最高峰の選手ですから、非常にありがたい」と感謝した。その上で起用法についても言及した。「自分の考えでは当然、両方でいってほしい。ただ、こちらからは何も言うことはないので、相談しながらやっていく」

 世界一に導いた前回大会同様、二刀流での出場を熱望する。打順についても「1打席でも多く。上位は間違いない」と、初回から確実に打席が回る1、2、3番を想定。投打の柱として期待するものの、現時点では登板できるかが不透明だ。選手選考にも大きく左右するだけに「3パターンくらい用意する」と語る。

 登録人数は最大30人。投手15人、捕手3人、野手12人を基本線に、大谷の二刀流出場、DH専念、決勝ラウンドでの登板…など「投げる、投げないで同じメンバーということはない。2、3パターンを用意しておけばいい話」と、大谷を中心としたチーム編成を組む上で柔軟に対応していく。

 2026年は2月にミラノ・コルティナ五輪、6月にはサッカーW杯が開幕する。今月6日の組み合わせ抽選会も見た指揮官は「1年間のスポーツを盛り上げるように頑張りたい」と誓う。きょう8日に渡米予定。ウインターミーティングの開催地で開かれるWBC監督会議に参加する。大会連覇を使命とし、入念な準備を進めていく。

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