ロッテの山本大斗外野手が３日、千葉市内で契約交渉し、１３００万増の１８００万円で更改した（金額は推定）。今季は１軍に定着し、１０７試合に出場。打率・２０５、１１本塁打、３３打点の成績。「１年間１軍でいられたことは評価していただきました」と明かした。

　それでも「個人としては全然納得いっていなかった。正直もっとできたかなって。オールスター明けからはだいぶ落ちて、けっこう悔しいシーズンでした」と振り返る。「長打率を上げるところと出塁率を上げて。サブローさんも言ってましたけどＯＰＳを上げたい」と課題を挙げた。

　年俸の増額分で「いい席で格闘技を見たいなと。席を今までのところより上げて」と大好きな格闘技をよりリングに近い席で観戦する思い。「大みそかはＲＩＺＩＮにいくし。Ｋ－１も。やる気でます。格闘技を観た後は試合したくなりますね」と言う。

　闘志をかきたてて、来季はレギュラー定着へ虎視たんたん。「何かで見たけどサブローさんが（外野は）西川と高部さんと藤原さんは使いたい、と。同じ外野手としてそれを言われているのは情けない。そこに山本は絶対に入れたいなというくらい成績を残したい」と誓う。

　「チームはもちろんリーグ優勝、日本一、これしかないと思いますし、個人としてはレギュラーを獲ること、ホームランを増やしたいので意識してやっていきたいと思います」と目標を掲げ、色紙には「ホームラン王」と力強く書き入れた。