ソフトバンク ケイ獲得に本腰 DeNAを自由契約、今季9勝、防御率1・74の実力派左腕
ソフトバンクがDeNAの保留選手名簿から外れ、自由契約となったアンソニー・ケイ投手(30)の獲得に本腰を入れることが2日、分かった。
米国出身で左腕のケイはブルージェイズ、メッツなどを経て2024年にDeNAに入団。来日1年目の昨季は6勝9敗、防御率3・42に終わったものの、ソフトバンクとの日本シリーズでは第4戦で7回4安打無失点で勝利投手となった。今季は制球力が向上し、防御率はリーグ2位の1・74。規定投球回をクリアする155回を投げて9勝(6敗)し、先発ローテの一角として4年連続Aクラスとなったチームを支えた。
ソフトバンクは先発の柱として在籍3年間で38勝を挙げた有原航平投手(33)が来季の保留選手名簿から外れて自由契約になり、他球団に移籍する可能性もある。ケイは米球界復帰を視野に入れているものの、来季は福岡移転後初のリーグ3連覇に臨む大事なシーズンで、チームの補強ポイントに合致する。
チームは台湾プロ野球(CPBL)の味全から海外FA権を行使した徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)の獲得が決定的。今季のパ・リーグMVPに輝いたリバン・モイネロ投手(29)が国内FA権を取得し、来季から外国人枠から外れて日本選手扱いとなる中、複数の外国人投手獲得を目指している。




