DeNA、助っ人一斉流出危機 バウアー&ウィック退団、ケイ&ジャクソンはメジャー復帰希望 補強急ピッチ

 各球団が来季も引き続き独占的に契約の対象にできる選手をリストアップした保留選手名簿と、名簿から外れた自由契約選手が2日、公示された。DeNAではトレバー・バウアー投手(34)、先発の柱だったアンソニー・ケイ投手(30)、アンドレ・ジャクソン投手、救援のローワン・ウィック投手(33)が保留選手名簿から外れ、4投手が一斉に流出する可能性が浮上。木村洋太球団社長(43)はバウアー、ウィックと契約しない方針と、ケイ、ジャクソンがメジャー復帰を希望していると明らかにした。

 DeNA先発ローテの中心を担った3人の助っ人が、一気に流出する可能性が高くなった。

 バウアーは今季2年ぶりに復帰し、Vの使者として期待されたが、4勝10敗、防御率4・51と振るわず。10月の米国への帰国時に「野球を続けるのか続けないのかということも含めて正直、今分からない」などと現役引退の可能性も示唆していた。木村社長は「オファーをする状況にないと判断しています。退団?少なくとも現時点で来年の話をしている状況ではない」とチームを去ることを明らかにした。

 ケイ、ジャクソンに関しては、残留交渉は継続しているものの、木村社長は「メジャーに戻りたいという本人の意思があるという認識」と流出もやむを得ない状況。2人とも来日1年目の昨季から日本一に貢献し、ケイは今季9勝を挙げ、対阪神戦で防御率0・85と驚異的な数字を残した。ジャクソンも同10勝をマークしており、単純計算で合計19勝分が消えることになる。木村社長は「彼らに頼っていた部分はあるので、先発投手はしっかり埋めていきたい」と、改めて外国人先発投手の補強を最優先事項に掲げた。

 また、救援右腕として2年連続40試合以上に登板したウィックも、今オフに右肘の手術を受けたこともあり、契約しない方針。野手もFAで桑原、伊藤光と2人が移籍した。相川新監督の1年目に向けて、チーム編成は急ピッチで行われている。

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