イチロー氏 高校野球連合チームを初指導 厳しい環境でも挑む大切さ「社会に出ても役に立つ」

 米大リーグのマリナーズなどで活躍したイチロー氏(52)=現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が9日、新潟県長岡市の中越高を訪れ、同校野球部を指導した。この日が2日目。8日には野茂英雄からプロ初本塁打を放った長岡市悠久山野球場で、糸魚川白嶺、高田商、新井、柏崎常盤、柏崎総合の連合チームにも教えた。高校生への指導は2020年から6年連続で、連合チームへの指導は初となった。

 思い出の地でイチロー氏は球児たちに教えを施した。今夏の甲子園に出場した中越ナインから手紙が届き、新潟県での指導が実現。初日の8日は新潟5校連合チームの18人にも惜しみなく技術を伝え、野球人口減少の課題と向き合った。

 中越と連合チームの練習試合を見学。試合は連合チームが0-6で敗れ「まず形をつくらないと次に進めない」と助言を送った。両チームのナインの視線を浴びながらの打撃実演では、63スイングで9本の柵越えを披露。オリックス時代の1993年に当時近鉄の野茂英雄からプロ初本塁打を記録した球場で再び快音を鳴らした。

 初の連合チームへの指導を終え「やっぱり野球をしてほしい。難しいけれど挑んでいく気持ちで。社会に出ても役に立つ」とエール。厳しい環境で白球を追う球児の背中を押した。

 2日目は中越高を訪問して同校野球部に密着指導。グラウンドでの練習後は座学で野球観や人生観を伝授し「努力しているけど報われないというのは、厳しいけれど凡庸。もう少し先を見てほしい。習慣づければ努力と思わなくなる」と熱弁した。「どこに行っても夏(の甲子園)は見られますから。みんなのことを思い出しながらランニングを続けます」と期待の言葉を残してグラウンドを去ったイチロー氏。“イチ流”の考えをまた次の世代へと継承した。

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