崖っぷち日本ハム・新庄監督「4つ勝てばドラマ」選手責めず「打った柳田君が素晴らしい」好機で凡退の郡司にも「一生懸命やった結果」「スクイズ考えたけど三走がレイエスだった」

 「CSパ・ファイナルS・第2戦、ソフトバンク3-0日本ハム」(16日、みずほペイペイドーム)

 日本ハムが完封負けで2連敗。リーグ優勝チームのアドバンテージも含め、3敗となり、崖っぷちに追い込まれた。

 CS初先発の福島は7回まで2安打無失点の快投。八回のマウンドにも上がったが、1死一、二塁のピンチを招き、2番手上原と交代。しかし、その上原がソフトバンク・柳田に痛恨の先制3ランを浴び、これが決勝点となった。

 試合後、新庄監督は「打たれた上原君より、打った柳田君が素晴らしい。しかも逆方向に。完璧でしたね」と、柳田をたたえた。

 打線はソフトバンク先発の有原を攻めきれず。初回1死一、三塁はレイエスが空振り三振、マルティネスが三ゴロで先制機を逃すと、四回1死二、三塁、六回1死満塁はいずれも郡司と石井が凡退した。指揮官は「ちょっと郡司くんが止まったかな。(四回は)スクイズも考えたけど、サードランナーみたらレイエスだった」と、苦笑いを浮かべつつ「まあまあ。一生懸命やった結果なんで」とうなずいた。

 日本シリーズ進出へ、残された道は4連勝のみ。「4つ勝てばまたドラマ。面白い。まずは明日勝たないと」と、見据えた。

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