広陵がサヨナラ勝ちで優勝 秋季広島大会制し中国大会へ 松本監督「この秋に勝つためにやってきた。選手の目が日々、輝いていた」
「秋季高校野球広島大会・決勝、広陵5-4崇徳」(11日、鶴岡一人記念球場)
広陵が、サヨナラ勝ちで2年ぶりの優勝を果たした。
4-4の九回無死一、二塁で、4番の葉山正汰外野手(2年)が、高めの直球を完璧に捉え、前進守備の中堅手の頭上を越した。
歓喜の一打に、ベンチからはナインが飛び出し、本塁付近で人さし指を突き上げ感情を爆発させた。松本健吾監督は「この秋に勝つためにやってきた。選手の目が日々、輝いていたし、私自身はできることをやろうと思い、やってきた」と話した。
チームは、1月に発覚した部内での暴力事案がSNSで拡散され、夏の甲子園1回戦後に出場を辞退。その後、中井哲之監督らが交代するなど、新たな体制で今大会を迎えた。
3位決定戦に勝利した広島商を含め、広陵、崇徳の3校は、来春の選抜大会出場校の参加資料となる、秋季中国大会(24日開幕・ユーピーアールスタジアムほか)に出場する。



