ロッテが追悼 元投手の伊藤義弘さんがバイク事故で死去 6日に43歳の若さで 下克上日本一の胴上げ投手 球団発表

 現役時代の伊藤義弘氏=2010年
 中日を破って日本一となりマウンドで喜ぶ伊藤義弘氏(30)ら=2010年11月
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 元ロッテ投手の伊藤義弘さんがバイク事故のため6日に死去した。43歳だった。7日にロッテが発表した。球団ホームページなどで「伊藤氏は入団1年目から50試合以上に登板し、2010年の日本シリーズでは胴上げ投手となりました。ここに故人のご冥福をお祈りし、謹んでお知らせ申し上げます」と記し、追悼した。

 福岡県の城南警察署によると、バイクに乗車していた伊藤さんは同日午後2時17分、福岡市城南区の交差点でタクシーと衝突。病院に搬送されたが、2時間後の同4時16分に死去した。

 伊藤さんは東福岡、国学院大、JR東海を経て07年大学生・社会人ドラフト4巡目でロッテ入り。中継ぎ右腕として活躍し、ルーキーイヤーから4年連続で50試合以上に登板した。

 10年にはシーズンで65登板と奮闘。リーグ3位からCSを突破した。中日との日本シリーズでも4試合に登板するなどフル回転。延長12回の激闘となった第7戦では、2回無失点で胴上げ投手となった。リーグ3位からの日本一で、「史上最大の下克上」と大きな話題にもなった。

 16年にロッテ退団後は巨人の入団テストを受けたが合意に至らず。現役引退後は母校の東福岡で硬式野球部の監督も務めた。

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