元中日ブランコ氏、母国で天井崩落事故に巻き込まれ死去 元西武選手を助けた後に犠牲 死傷者200人以上の惨事 MLB選手会追悼
ドミニカ共和国のナイトクラブで天井が崩落する事故が発生し、元中日のトニ・ブランコ氏ら、少なくとも58人が死亡、160人がけがをした、と8日(日本時間9日)、AP通信が伝えた。ブランコ氏のほか、タイガースやアストロズなどで活躍したオクタビオ・ドーテル氏らも事故に巻き込まれたという。一連の報道を受けてMLB選手会は声明を出し、両氏の死を悼んだ。
ブランコ氏は05年にナショナルズでメジャーデビューした後、09年から12年まで中日でプレー。来日1年目から桁外れのパワーで本塁打と打点を量産して二冠を獲得。DeNAに所属した13年にも打点王に輝いた。14、15年にはオリックスでもプレー。NPB8年の通算成績は750試合、打率・272、181本塁打、542打点だった。
ヘクター・ゴメス記者のXによると、同所で開催されたパーティには元西武でエステバン・ヘルマン氏も参加。天井の一部が落下したことに気づいたブランコ氏がヘルマン氏を突き飛ばしたため、事故に巻き込まれず、最悪の事態を免れたという。





