辞任のロッテ・吉井監督が涙で謝罪「嫌な思いをさせて申し訳ありません」「今日で監督辞めます」客席から吉井コール巻き起こる 後任はサブロー氏内定
「ロッテ2-5ソフトバンク」(5日、ZOZOマリンスタジアム)
今季限りでの辞任が発表されたロッテ・吉井理人監督(60)が、試合後のセレモニーで挨拶した。
ロッテファンに感謝の思いを伝え、左翼席のソフトバンクファンにも「優勝おめでとうございます」と祝福。その後、言葉に詰まり胸に手を当てると、涙が込み上げ「えっと…ちょっと。今シーズンは…。(ロッテ)ファンの皆様には嫌な思いをさせて申し訳ありません」と声を震わせて謝罪した。
後ろに並ぶ選手らにも視線を送り、「スタッフ、コーチ、選手の皆さんにも嫌な思いをさせて申し訳ありません。結果は全て私の責任です。本当はもうちょっとやりたかったですけど、今日で監督辞めます」と語った。
続けて「3シーズン戦って、それぞれのシーズンに色があって、楽しい3年間でした」と、若手が成長した今季の収穫に言及。「私はマリーンズファンに好かれてないと思っていたんですが、これだけたくさんのファンに声援してもらい、感謝しています」と球場を見渡して、うなずいた。
必死に笑顔を浮かべると再び選手に視線を送り、「選手の皆さん、あなたたちには希望しかありません。自分の可能性におおいに期待して頑張って下さい」とエールを送った。スタンドからは割れんばかりの吉井コールが巻き起こった。
23年に就任した吉井監督は2年連続でAクラスに導いたが、今季は5月4日に最下位に転落。その後は一度も順位を上げることなく、9月25日に8年ぶりの最下位が確定した。
試合後、高坂球団社長が報道陣に対応。後任にとして、今季2軍監督から1軍ヘッドコーチに配置転換されたサブロー氏(49)に監督要請し、受諾の返答を受けたことも明かした。





