ヤクルト・村上 寂しいより感謝“日本ラストゲーム”感極まる 最終打席は空振り三振 メジャー挑戦「頑張りたい」

 「広島1-3ヤクルト」(4日、マツダスタジアム)

 感極まった。今季最終戦を白星で飾った試合後。穏やかな表情を浮かべたヤクルト・村上宗隆内野手がグラウンドでオスナ、高津監督と抱き合い、ナインとハイタッチをした。今季終了後、海を渡る男にとっては“日本ラストゲーム”だった。

 「ポスティングをするということは球団と話をして多分、OKを出してもらえるので。頑張りたいなと思います」。ポスティングシステムの申請手続き開始は11月1日だが、村上の視線は既に、メジャーでの戦いへと向いている。

 この日は4打数1安打で八回の最終打席は空振り三振に終わった。今季は上半身の故障に苦しみながら、7月末の1軍復帰後は出場55試合で22本塁打と規格外のパワーを見せつけた。ただ「143試合出て、もっともっと打つことが目標だった」と悔しげだ。8年間在籍した球団やファンに対しても「本当に感謝の気持ちでいっぱいです。いろいろ思うことはあります」と言葉に思いを込めた。

 22年に三冠王に輝いた実績を持つ日本の主砲には、メジャーの複数球団が関心を示している。試合中にはスタンドから「メジャーで暴れろ!」のコールも響いた。「もちろん聞こえていました。寂しいというよりは、ほんとに感謝しています」。支えてくれた人たちの思いも背負い、夢舞台に挑む。

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