上武大・西原が先制V撃 日本代表選考合宿で「(意識の)レベルが一つ上になった」 阪神含む4球団視察

 「関甲新学生野球、上武大7-3白鷗大」(28日、上武大学野球場)

 上武大が白鷗大を下し、2季連続42度目の優勝へ王手をかけた。今秋ドラフト候補の西原太一外野手(4年・宮崎商)が先制V打。畑山統括スカウトら3人態勢で視察した阪神などNPB4球団の前でアピールした。

 初回2死一、二塁で迎えた、いきなりの好機。西原は右翼側スタンドの仲間に目をやった。「チャンスの時は応援の力をもらうんです」。声援に後押しされ、フルカウントからの内角直球を捉えた。打球は左前へ弾む先制の適時打に。巨人・大場スカウトは「肩も強いし走れるし、打ち方も変な癖はない。ポテンシャルが高い」と評価した。

 6月には大学日本代表の選考合宿に参加し「レベルの高い野球を見て、(意識の)レベルが一つ上になった」と刺激を受けた。特に速球に振り負けないスイングの強さを求めて練習。今春から筋肉量が2キロ増えるなどウエートの成果もあり打球速度やスイングスピードの向上にもつながった。

 次戦の10月4日・平成国際大に勝てば優勝が決まる。「恩返しの一つとして、みんなで優勝できるように。大事な場面で打てれば」。頂点をつかみ、自信を持って“運命の日”を迎える。

 ◆西原 太一(にしはら・たいち)2003年9月5日、22歳。宮崎県出身。182センチ、87キロ。右投げ右打ちの外野手。広瀬北小では広瀬北ソフトボールスポーツ少年団でプレーし、久峰中で軟式野球部に所属。宮崎商では2年秋からベンチ入りし、3年春にセンバツ出場。上武大では1年春にデビュー。50メートル走6秒1、遠投114メートル。

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