掛布氏と江川氏がライバルトークショー「できれば、もう1回、江川と対戦したい」「勝敗を超えたところでやらせてもらった」将来の監督就任質問も

 阪神OBの掛布雅之氏と巨人OBの江川卓氏が28日、都内で行われた「週刊ベースボール創刊4000号記念企画トークショー」に出演した。

 阪神、巨人で一時代を築き、互いをライバルとして認め合ってきた同い年の2人。「ミスタータイガース」と「昭和の怪物」は数々の名勝負を繰り広げ、引退後は関係を深め、年に一度は食事をともにする盟友となっている。

 掛布氏は「やっぱり巨人に江川という存在があったから、あれだけやれたと思うし、最高のピッチャーだと思う。自分の技術を上げてくれたのも江川だと思う」としみじみ。

 江川氏が先発する試合のミーティングでは「高めのボールに手を出すなと指示が出たが、ミーティング後に、安藤監督が、“おまえは打っていい。高めのストレートを待ってるんだろ”と言ってもらった」と互いが真っ向勝負をしていたことを打ち明け、「できれば、もう一回、江川と対戦したい」と熱い思いを口にした。

 江川氏も「打たれるか、三振を取るか。勝負を超えたところで楽しかった。掛布と山本浩二さんには、そういう感情があって、申し訳ないけど、勝敗を超えたところでやらせてもらった」と応じていた。

 イベント終盤には客席から将来的な監督就任、フロント入りへの質問が飛び出す一幕も。阪神の2軍監督を務めた掛布氏は「70歳ですからね」と口にしていたが、江川氏は「候補にはよく挙がるんですけどね」と笑わせ「タイミングですね。チャンスがあればぜひ」と答えて会場を沸かせていた。

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