巨人 3位確定の窮地でチーム一丸 阿部監督「みんなの意地を見た」九回4点差から大逆転劇
「DeNA8-9巨人」(27日、横浜スタジアム)
CSで雌雄を決する相手に負けるわけにはいかない。選手たちの意地が劇的な巨人逆転勝利を手繰り寄せた。阿部慎之助監督が「みんなの意地を見た」と称賛した猛攻は、八回に4点差へと突き放された直後に迎えた九回だ。
1死から連打で二、三塁として4番・岡本が左前へ2点適時打。さらに2死一、二塁から中山の中前適時打で1点差に迫ると、2死満塁となって途中出場の佐々木。「前に飛ばすだけしか考えていなかった」とDeNA・伊勢のフォークを右手一本で拾い右前に運ぶと、2者が本塁へ生還する決勝の適時打となった。
指揮官やナインが大興奮で声を上げる三塁ベンチへ、右拳を掲げてガッツポーズをつくった佐々木。「(ヒットの瞬間は)よく覚えてないっす」と笑顔で振り返った。
負ければ3位が確定する一戦だった。8月2日以来の先発となったグリフィンが2回4失点でKOされ、一時5点差とされる苦しい展開。七回に2点差に迫るも八回に再び点差を広げられた。それでも指揮官が「何とかしてやろうという思いを全員が持ってくれていた」と、誰一人諦めずに成し遂げた逆転劇だ。
「多少は嫌な印象を持たせられた。まだまだチャンスはある。すべて勝つつもりでやりたい」と阿部監督。残り3試合。2位浮上が厳しい状況なのは変わらない。だが、CSで戦うDeNA相手に挙げた意地の1勝は、チームに計り知れない力を与えた。





