巨人・阿部監督 4失策に激怒「ガキの使いじゃないからね。プロだから」“守乱”響いてサヨナラ負け

 10回、石伊の飛球を失策する湯浅
 5回途中、井上(97)に降板を告げる阿部監督
 9回を終え、ベンチに戻るマルティネス
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 「中日7-6巨人」(31日、バンテリンドーム)

 “守乱”が響いてのサヨナラ負け。巨人・阿部慎之助監督は「ちょっと守備がだらしないね。ガキの使いじゃないからね。プロだから。しっかりやってもらわないと、こういう結果になっちゃうよね」と、4失策を喫した守備陣に対して厳しい言葉を並べた。

 同点の延長十回。先頭・石伊の右翼線への打球を、途中出場で二塁に入っていた湯浅が追うが落球。プロ初登板の8番手・森田がいきなり無死二塁の危機を背負うと、1死満塁としてボスラーに決勝の中犠飛を許した。

 五回には先発・井上がベースカバーを怠り併殺を奪えず。3点リードの八回1死一塁では、石伊の右前打を右翼・丸のファンブルで一走の三進を許して失点につながった。2点リードの九回はマルティネスが細川に同点2ランを被弾。拙守で相手に流れを渡した形だ。

 吉川が腰痛で離脱し、代役・湯浅の失策が敗戦につながる負の連鎖。「最後、湯浅も俺が使ったから。ドームで捕れなきゃ、どこで捕れるんだって話だから」と阿部監督。ただ、悔やんでも試合は続いていく。「ミスした人は反省しているだろうし、俺も反省しているし。切り替えてやります」と必死に前だけを見据えた。

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