青学大・小田 プロ注目・三奈木撃ち1号「チームの1勝に貢献した結果がドラフトに良い影響を与えれば」
「東都大学野球、青学大7-2中大」(24日、神宮球場)
1回戦3試合が行われ、史上3校目の6連覇を狙う青学大が7-2と中大に快勝した。今秋ドラフト候補の小田康一郎内野手(4年・中京)が今秋1号をマーク。中西聖輝投手(4年・智弁和歌山)が7回13奪三振無失点と好投した。亜大は駒大に先勝。国学院大は東洋大に延長十回タイブレークの末にサヨナラ勝利した。
快音とともに高々と舞い上がった打球を見つめた。「距離は行ったかなと。切れるか切れないか、どっちかなと考えていました」。長い滞空時間を経て白球は右翼ポール際へ着弾。小田は悠々とダイヤモンドを1周した。
「最悪ファウルでも良いくらいで思いきり引っ張ろうと思って」と、初回2死の2ボールからプロ注目・三奈木が投じた144キロ直球を豪快にフルスイング。チームを勢いづける一発を放った。
1週間前の開幕カードは無安打だったが「ボールは見えていましたし、あまり悪いイメージはなかった」ときっぱり。安藤監督と中野コーチから、相手のマークを意識しすぎているのではないかと指摘を受け「思い切って真っすぐを狙っていこうと変えた」と思考の整理が結果につながった。
視察した広島・高山スカウトは「勝負強さがある。先週よりもボールに対して角度をつけてバットが出ていた」と評価した。「個人的なことはあまり考えてなくて。チームの1勝に貢献した結果がドラフトに良い影響を与えれば」と小田。仲間のための一打を積み重ね“運命の日”を迎える。





