巨人が痛恨の逆転負け 田中将大は4敗目、200勝ならず 初回2点援護も六回途中5失点でKO

 「中日5-2巨人」(21日、バンテリンドーム)

 巨人は日米通算200勝に王手としている田中将が先発も、序盤の援護を守り切れず敗戦。貯金が無くなり、2位争いをする中で痛い1敗を喫した。田中将は4敗目となった。

 打線は中日先発・大野の立ち上がりを攻めて丸、キャベッジ、泉口の連打で無死満塁とすると、4番・岡本が右中間へ先制の2点適時二塁打を放ち、早々に記録達成への援護点を挙げる。

 だが、田中将は立ち上がりで制球に苦しみ、先制直後の初回2死無走者から上林に直球を右翼席へ運ばれるソロを被弾。その後の危機は味方の好守で切り抜けるが、続く二回1死一塁から石伊に左翼席への2ランを浴び、逆転を許した。

 三回以降は立ち直り、3イニング連続で中日打線を3者凡退に抑える内容。だが、1点ビハインドで迎えた六回1死から上林に右前打を打たれると、続く細川に中越えの適時三塁打を浴びて追加点を与えて交代。降板後はベンチで視線を落としてうなだれ、悔しさをにじませていた。

 2番手で後を受けた宮原も1死三塁からボスラーに中犠飛を打たれ、田中将は5回1/3を投げて5安打5失点となり、今季4敗目を喫した。

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