オリックス・山崎 大ピンチ3人斬り 八回無死満塁で「開き直り」ソフトバンク戦&ペイペイD連敗止めた
「ソフトバンク4-5オリックス」(20日、みずほペイペイドーム)
オリックスが泥沼の連敗劇にようやく終止符を打った。ソフトバンク戦の連敗を「8」でストップ。昨季から“鬼門”と化しているペイペイドームでの連敗も「13」(1分けを挟む)で止め、2024年4月21日以来、1年5カ月ぶりの白星をもぎ取った。
最大の殊勲者は5番手の山崎颯一郎投手だ。同点の八回、ペルドモが自らの失策などで無死満塁を招いたところで登板。先頭の海野を空振り三振、代打・野村を中飛、周東も空振り三振と怒濤(どとう)の満塁斬りで絶体絶命のピンチを無失点で切り抜け、2勝目を挙げた。
「開き直って健矢さん(若月)のミットをめがけて丁寧に投げた。すごく緊張していたけど、意外と冷静にいけました」
プロ9年目の今季も不調に苦しみ、13日に4度目の1軍昇格を果たしたばかり。「(ソフトバンクは)ものすごく強いチームなんで勝てて良かった。貢献できて良かったです」と大仕事を果たし満面の笑顔だった。
岸田監督も「本当にアレ(山崎の好投)で勝った。思い切り勝負にいってくれた、素晴らしい投球だった」と大絶賛。ソフトバンクとの試合は残り4試合あるが、鬱憤(うっぷん)を晴らすためには全部勝つしかない。




