巨人2軍は独走V 桑田2軍監督「苦手なので」胴上げ交代希望は却下、3度舞う「勝利を追いながら育成も、とやってきた」

 「イースタン、西武3-6巨人」(16日、カーミニークフィールド)

 巨人が延長十回タイブレークの末に西武を下し、2年ぶり29度目のイースタン・リーグ優勝を決めた。就任2年目の桑田真澄2軍監督(57)は、選手たちの手で3度、宙に舞った。

 2点リードの八回には西武に同点に追いつかれて延長戦に突入。それでも無死一、二塁から始まる延長十回のタイブレークでは1点を勝ち越し、なお2死一、二塁から佐々木の中越え2点三塁打で突き放した。

 「胴上げとかは苦手なので。川相さん(2軍野手総合コーチ)とかに代わってもらえないかと思ったけどダメだと言うことで」と桑田監督。選手からは現役時代の背番号に合わせて胴上げを18回という声も出たが「いつも量より質と言っているので、3回でってことで」と、胴上げが3回になった経緯を語った。

 その上で「野球は『3』という数字を大事にして戦うというのが、僕の野球哲学。ストライク3つとか、前半・中盤・後半の3つに分かれるとか。内容の濃い3回の胴上げをしてもらった。うれしかったです」と胴上げの喜びを語った。

 今季は2位・西武に11・5差をつけての独走V。「供給・調整・育成」という3つのミッションを掲げた。「勝利を追いながら育成もしっかりと両輪を回すことをやってきた。この優勝は選手たちの挑戦と、コーチ・スタッフの献身な努力の結果」と感謝した。

 そして、今年3月からは2軍の新本拠地「ジャイアンツタウンスタジアム」が開場。「昨年をはるかに上回るファンの方が来てくれた。環境を整えていただいた球団、ファンのみなさんに感謝したい」と、球団や選手、ファンが一体になっての優勝を強調した。

 10月4日にはウエスタン王者とファーム日本選手権(サンマリン宮崎)を戦い、9度目のファーム日本一を目指す。

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