U-18日本代表 敗戦後の行動を監督称賛 米国選手の残したペットボトルを回収 道具を相手選手に届ける

 「U18W杯・決勝、米国2-0日本」(14日、沖縄セルラースタジアム那覇)

 決勝まで全勝だった日本だが、2次リーグ初戦でも戦った米国に決勝で敗れ大会連覇を逃した。それでも最後まで“日本らしさ”を貫いた。

 米国ナインは優勝を決め、ウォーターシャワーで歓喜。試合後のあいさつが終わると、日本ナインがグラウンドに残っていたペットボトルを拾って回収し、落ちていた道具を米国の選手に届けた。

 悔しい準Vにも、スタンドに駆けつけた1万6000人超の観衆からは盛大な「ニッポン」コールが。小倉全由監督(68)は「選手たちを世界一にさせられなかった自分の中での悔しさがある」と話した上で「(日本の野球を)選手たちが見せてくれました。あいさつの後にペットボトルをああやって拾えるなんて、自分があの立場だったら、できたかなと…。今の選手はえらいなと思います」とたたえた。

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