阪神は逆転サヨナラ負け 今季ラスト伝統の一戦で乱打戦に屈する 代打・原口が執念同点打も、九回にドリスが打たれる
「巨人11-10阪神」(13日、東京ドーム)
阪神が逆転サヨナラ負け。巨人との今季カード最終戦で乱打戦に屈した。シーズンの対戦成績は17勝8敗で終えた。
今季、伝統の一戦の最終戦は序盤から激しく動いた。初回、阪神が近本の左前打から、佐藤輝、大山の連打で3点を先制した。だが、直後に先発・高橋が2死から満塁のピンチを招くと、中山に痛恨の満塁本塁打を浴びた。三回にも岸田に2ランを浴び5安打6失点でKO。試合は一方的な展開になった。
それでも3点を追う五回だ。巨人の2番手・ケラーが乱調。1死から3連続四球で満塁を作ると、坂本の左前打でまずは1点を返す。さらに熊谷が押し出し死球を選ぶと、1点差で藤川監督は代打・楠本をコール。ここで巨人ベンチが左の高梨に代えると、代打の代打で原口を起用した。
藤川監督の執念采配に、原口は投手強襲安打。一塁に頭から飛び込む気迫を見せ、適時内野安打で同点に追いついた。さらに2死後、中野が右中間を破る適時二塁打。走者一掃でこの回、今季の1イニング最多となる7得点で逆転に成功した。
七回に3点を失い、1点差まで迫られると、九回に登板したドリスが逆転打を打たれた。
