急きょ1軍合流の日本ハム・横尾コーチ バット直撃の八木コーチとのやり取り明かす「一緒にやっているようなイメージで」
「日本ハム-オリックス」(11日、エスコンフィールド)
9日の試合で折れたバットが頭部を直撃した八木打撃コーチが入院したことをうけ、横尾2軍打撃コーチが1軍に合流した。試合前練習では、ケージ裏から選手のフリー打撃を見守った。
不測の事態で急きょ1軍に加わることになり「自分のことより、一番はまず八木さんが1日でも早く帰ってこられることを祈ってということです」と神妙な表情。八木コーチとは練習前にメッセージをやりとりしたといい「そのまま引き継いでやっていくだけ。八木さんと一緒にやっているようなイメージで進めています」と話した。
現在の1軍メンバーには、今季2軍で指導した選手も多い。「いい意味でもファイターズは入れ替わりが結構激しい。みんなとコミュニケーションがとれているので、そこは問題ないかな」と選手は熟知。「八木さんが復帰できるまで頑張って選手をサポートできたら」と貢献を誓った。
八木コーチは9日のソフトバンク戦の八回、ソフトバンク・近藤が二飛に倒れた際、根元から折れたバットが頭に直撃。周囲に支えられながらベンチ裏へ入り、札幌市内の病院へ向かっていた。
球団は前日に八木打撃コーチが病院で精密検査を受けた結果を、頭部裂傷の縫合を受け、頭蓋骨骨折はなく、脳内の一部出血と腫れが確認されたと発表。食事や会話もはっきりできる状態だが、経過観察のため1週間程度入院するとしていた。





