篠山産・長沢監督が退任 市の特別職「スポーツ振興官」も辞職 野球部員に暴力
兵庫県立篠山産業高の野球部員に暴力を振るったとして指導から外された長沢宏行監督(72)が監督を退任し、兼任していた市の特別職「スポーツ振興官」も辞職したことが9日、市などへの取材で分かった。8日に受理された退職願では「一身上の都合」としている。
篠山産業高は、県の高校野球連盟に経緯を報告した。市や関係者によると長沢氏は7月10日にあった校内の紅白戦で、けがをしているのに出場しようとした2年生部員を殴ったことが判明した。
長沢氏は神村学園や創志学園を全国大会に導いた実績で知られる。女子ソフトボールの指導歴も長く、1996年アトランタ五輪で日本代表ヘッドコーチを務めた。





