今秋ドラフト候補の日大・谷端 TGなど11球団スカウトの前でサイクル安打

 「東都大学野球2部、日大10-7東農大」(9日、等々力球場)

 2部リーグが開幕し、日大が東農大に先勝した。今秋ドラフト候補の右の強打者・谷端将伍内野手(4年・星稜)がサイクル安打を達成。阪神、巨人など11球団のスカウト陣の前でアピールした。立正大は専大に快勝。国士舘大は拓大にサヨナラ勝利した。

 周囲の期待が膨らむ中で迎えた8-7の九回2死一、二塁。内角直球を捉えた打球は、左翼手の頭上を越えた。全力疾走の谷端は、三塁へヘッドスライディング。気迫の一打で快挙を成し遂げた。

 第2打席には今秋初安打となる右翼線への二塁打を放ったが、「3打席目までは詰まってる感覚があった」と谷端。ベンチで肩の開きを指摘され、修正した4打席目だった。内角スライダーを捉え、左翼ポール際へ東都リーグ通算7号ソロ。続く5打席目には中前打を放ち、4安打4打点でサイクル安打を達成した。

 それでも「サイクルヒットに関しては何も考えてなかった」と泰然。9季ぶりに2部降格となった悔しさを晴らすことが最優先だ。「個人より1部に上げて後輩につなげたい」。チームへ“財産”を残すことが、おのずとアピールへとつながる。

 ◇谷端 将伍(たにはた・しょうご)2004年3月17日、21歳。石川出身。178センチ、80キロ。右投げ右打ち。東明小1年から松任ブルーウイングスで野球を始め、星稜中では軟式野球部に所属。星稜では2年秋からベンチ入り。日大では1年春にデビューし、3年時は春秋連続で首位打者。今夏の日米大学選手権で大学日本代表を経験。1部での通算成績は打率・283、6本塁打、28打点。

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