巨人・阿部監督 船迫に感謝「ブルペンでは肩ができるのが一番早い」無死満塁斬り 連勝で借金完済まであと1 

 「中日3-6巨人」(7日、バンテリンドーム)

 巨人は救援右腕の力投が2週間に及ぶ長期遠征を締めくくる勝利を呼び込んだ。前夜の逆転勝利の流れを受け、中盤の五回に3点を勝ち越し。直後に訪れた最大の危機を救ったは、2番手・船迫だ。

 3点リードの五回。先発・横川が無死満塁から押し出し四球を与え、2点差に迫られて降板。なお無死満塁で場内が逆転を願う中日ファンの大歓声に包まれる中、船迫がマウンドに上がった。

 「打者は打っても3割。いい意味で開き直ってポジティブな考えでいった」。4番・細川を空振り三振に切ると、2死後は福永に粘られながら、フルカウントでの10球目のスライダーで空振り三振。好救援で中日の反撃を最少失点に抑え、試合の流れを呼び込んだ。

 勝利への分岐点となった右腕の好投に、阿部監督も「ちょっとヨコ(横川)が弱ってきていたところで助けてくれた。ブルペンで肩ができるのが一番早い。いろんなところで行ってくれるので、ありがたい」と感謝だ。

 出身は東北だが、社会人時代は岐阜の西濃運輸に所属。この日は野球部の先輩、後輩ら社会人時代の仲間が応援に駆けつけていただけに「投げるか分からなかったが、良いところを見せられたと思う」と充実の表情だ。

 連勝で借金を1まで減らした。「とにかく貯金ができるように頑張りたい」と阿部監督。苦しんだ遠征の最後で良い流れに乗り、本拠地・東京ドームでの戦いへ戻る。

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