U18日本・森下翔太5連続K 六回途中1失点で初戦勝利に貢献 甲子園に続いて“開幕男”の大役
「U18W杯・1次リーグ、日本4-1イタリア」(5日、沖縄セルラースタジアム那覇)
開幕し、2連覇を目指す1次リーグA組の日本はイタリアに4-1で勝った。先発した創成館・森下翔太投手(3年)が5回1/3を1失点と好投した。試合は7イニング制で、12チームが14日までの日程で頂点を争う。2組に分かれて行う1次リーグで日本は6~9日に韓国、キューバ、南アフリカ、プエルトリコと対戦。各組の上位3チームで争う2次リーグで、決勝と3位決定戦に進むチームを決める。
森下が日の丸を背負って大役を果たした。アウトを重ねるたびに表情が緩み、躍動感が増していく。“開幕男”が実力を存分に発揮した。
初回1死から中前打を許すも後続を打ち取って無失点。二回1死の空振り三振を皮切りに100キロ台のカーブなどで打者に的を絞らせず、5者連続三振を記録した。1点優勢の六回1死一、三塁に味方の失策で同点となり降板するも、場内の3403人のファンからは大きな拍手。5回1/3を4安打1失点、8奪三振の快投を披露し「自分のピッチングで勝てたと思っている。うれしいです」と頬を緩めた。
今夏甲子園は史上初の開幕戦ナイター試合で小松大谷相手に先発し、9回6安打1失点、13奪三振で完投勝利。阪神・森下翔太外野手と同姓同名であることでも話題を呼んだ。3試合で計20回1/3を5失点、無四球と高い制球力をアピールして代表入り。小倉全由監督(68)は「コントロールがいいピッチャー。自分のピッチングをやってくれると信じていた」と称賛した。
「世界一に貢献できるように頑張りたい」と森下。抜群の安定感でチームをけん引していく。





