ソフトバンク 4日にもM19点灯 中村今季3度目猛打賞 小久保監督「本当に頼りになる」
「ソフトバンク7-1オリックス」(3日、みずほペイペイドーム)
一気呵成(かせい)に攻め立てた。ソフトバンクは二回、打者9人を送り込み、6本の長短打を集め、一挙5得点で勝利をグッと引き寄せた。危なげなく逃げ切り、小久保監督は「久しぶりのビッグイニングを前半にできたので、比較的楽に試合を見ることができた」とうなずいた。
火付け役は在籍最長18年目のベテラン中村だった。2日は代打で同点打を放ち、この日は4番でスタメン。二回は先頭で大量得点の起点となる右翼線二塁打。三回にも先頭で左中間三塁打を放ち、追加点につなげた。今季3度目の猛打賞。小久保監督は「本当に頼りになる」と目を細めた。
昨年生まれた第1子となる長男の誕生日でもあった。「いつも通りやりたいと思ったけど、何か不思議な力が働いたかな。愛する息子の誕生日だったので絶対に勝ちたかった」とお立ち台で笑みを浮かべた。
勝負の9月を連勝発進した。2位日本ハムが敗れ、2ゲーム差に拡大。4日にも優勝へのマジック「19」が点灯する。指揮官は「最後までもつれると決めている。一戦必勝でやります」。リーグ連覇への道筋がうっすらと見えてきた。



