新庄監督 重盗で奪った7点目の作戦説明「すんなり終わらないと思っていた」予感的中最後は2点差「あれ、効きましたね(笑)」
「ロッテ6-8日本ハム」(2日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムは最大8点リードが最後は2点差まで迫られる辛勝。ソフトバンクとの1ゲーム差を死守した。
試合後、新庄監督は「2-0でいいゲームでしたね。と思えば、楽でしたね」と笑み。続けて、「やっぱり勢いありますね。前の試合で、ソフトバンクさんにいい勝ち方してたので」と最下位ながらソフトバンクに連勝していたロッテに触れた。
三回に水谷、レイエス、田宮の適時打で一挙5点を先制。六回には水谷の中前適時打の後、重盗で7点目を奪った。
この采配に自ら言及し、「すんなり終わらないと思っていたので。ダブルスチールで、1点でも多く取っておこうと。あれ、効きましたね(笑)良かった、良かった。気を抜かないように」と振り返った。
楽勝ムードが暗転したのは終盤。先発の伊藤が7回9安打2失点で降板すると、八回に玉井と斎藤で4点を返された。なお2死一、二塁で新庄監督は上原を投入。四球で満塁とピンチが広がったが、上田を遊ゴロに仕留めた。上原は九回も続投し、先頭打者に四球を与えながらもリードを死守した。
指揮官は苦しんだ投手陣をフォロー。「今日は投げづらかったでしょうね、風が。上原君も八回で全力を使い果たしたと思うんですけど、新しく投げるピッチャーはこの風でコントロールしづらいと思って。やっぱり一回でも投げているピッチャーの方が感覚分かるじゃないですか」と、上原を続投させた理由も明かした。
優勝争いの中、ヒヤヒヤの勝利。「ヒリヒリしたと思いますけど。外野の守備も(八回)2死満塁で、(もし)高いフライが来たらペンギンのように追いかけてポトッと落とす、みたいな(笑)。いいゲームでしたよ。この緊張感が成長につながるので」と、楽しむようにうなずいた。





