審判侮辱で退場処分のソフトバンク・広瀬に制裁金5万円と厳重注意 三振のコールに手放したバット置いて拾わず

 NPBは1日、8月31日のウエスタン・広島戦で審判への侮辱行為で退場処分となっていたソフトバンク・広瀬隆太内野手に対し、厳重注意と制裁金5万円の処分を科したことを発表した。

 八回1死満塁。広瀬は低目の変化球にバットが止まらず、ハーフスイングで空振り三振となった。この際、バットが手から離れ、ホームベース付近に落ちた。

 ほぼスイングしている状況で、広瀬自身もすぐに三振を受け入れてベンチへ。ただ、落ちたバットを拾うことなく、ホームベース付近に置いたまま戻ってしまった。

 広瀬が戻ってくる様子がないことを確認した球審は「退場!」と宣告。場内が騒然となる中、球審からソフトバンクベンチに向かって「バットを置いて帰ったんで侮辱行為です」と説明する声も響いた。

 その後、球審が場内アナウンスで「球審の下村です。広瀬選手を侮辱行為で退場といたします」と説明。松山2軍監督が審判に確認したが、処分は変わらなかった。

 広瀬はこの試合で3安打1打点1盗塁と存在感を示していたが、まさかの退場宣告となった。

 【野球規則】8・01…(d)審判員は、プレーヤー、コーチ、監督または控えのプレーヤーが裁定に異議を唱えたり、スポーツマンらしくない言動をとった場合には、その出場資格を奪って、試合から除く権限を持つ。審判員がボールインプレイのときプレーヤーの出場資格を奪った場合には、そのプレイが終了して、初めてその効力が発生する。

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