DeNA・藤浪が7回4安打無失点の快投!初勝利の権利持ち降板 中日の左打線から9K ピンチ脱出「オッシャー」とガッツポーズ連発

 「DeNA-中日」(31日、横浜スタジアム)

 DeNA・藤浪晋太郎投手が移籍後2度目の先発。再び対戦した中日に対し、七回4安打無失点3四死球9奪三振と好投し、初勝利の権利を持って降板となった。

 藤浪対策で左打者8人を並べた中日に対し、序盤は圧巻の投球だった。初回、岡林は直球3球で投ゴロ。樋口、上林もストライク先行の投球で2者連続空振り三振に仕留めた。このイニングでNPB通算1000投球回(373人目)を達成。ボードを受け取り、ファンの声援に応えた。

 二、三回も危なげない投球。三回は唯一の右打者、ロドリゲスから見逃し三振。宇佐見、松葉を含めて3者連続三振を奪った。3回完全、6奪三振と圧巻の内容だった。

 四回は先頭・岡林の安打と犠打で1死二塁。上林には変化球が引っかかり、右足への死球となった。ボスラーにはあわや左中間を破られそうな打球を打たれたが、中堅手・蝦名が好捕。続く板山を空振り三振に仕留めると、雄たけびをあげて感情を爆発させた。

 悪癖が顔をのぞかせかけたのは五回。先頭・大島に対して抜け球が連発し、ストレートの四球。続くロドリゲスにも制球が乱れ、2者連続でストレートの四球となった。だが、後続の3人を全て内野ゴロに仕留め、大ピンチを脱出した。

 1点リードの六回は2死からボスラーに二塁打を打たれ、3イニング連続のピンチ。だが、ここも板山を空振り三振に仕留め、グラブをたたいてガッツポーズを作った。

 七回は大島のたたきつけた内野安打、ロドリゲスの左前打で無死一、二塁。犠打で1死二、三塁とされたが、辻本、岡林を抑えると「オッシャー!」と雄たけびをあげた。

 17日の対戦では藤浪の死球を警戒した中日打線が、投手・松葉を含めて左打者9人を起用。不安の制球が乱れることなく、5回1失点に抑えた。試合後、井上監督は「大事な時期にけが人は出したくない。ああいう投手を立てられると、ベストオーダーでは臨めない」と語っていたが、この日も「左打線」を抑えた。

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