巨人・阿部監督 V撃キャベッジに苦言「日本の野球をなめるなと」走者一掃打も次の塁を狙う姿勢見せず

 6回、右中間へ走者一掃となる適時二塁打を放つキャベッジ(撮影・立川洋一郎)
 6回、右中間へ走者一掃となる適時打を放ち二塁で止まるキャベッジ(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神3-4巨人」(29日、甲子園球場)

 巨人が今季最後の甲子園3連戦の初戦を取り、連敗も4で止めた。だが、阿部慎之助監督は決勝打のキャベッジに対して「その後の走塁がね。勝ったからこそ、良い反省をしてほしい」と苦言を呈した。

 同点の六回1死満塁。キャベッジが右中間フェンス直撃の一打を放つ。クッションボールが転々とする間に満塁の走者が全員生還。だが、二塁到達のキャベッジは次の塁を狙う姿勢を見せない。

 「本塁打にならなくて二塁上で悔しがっていただけ…のように見えてしまった。日本の野球をなめるなと。そういう細かいこともできないと成功しないよと、今日は勝ったので言ってあげたい」

 逆転優勝は絶望的。ただ、その先も戦いは続く。「細かいところは大事。それができなくて(阪神に)惨敗している」と阿部監督。流れを変えて頂点を目指すため、妥協を許さない姿勢を示した。

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