古舘伊知郎「高校生の甲子園、あまりにも感動、美談を託しすぎていないか」県岐阜商の活躍で警鐘

 フリーアナウンサーの古舘伊知郎が20日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」で、左手にハンディキャップを抱える県岐阜商の横山温大選手の活躍を見て「素晴らしい」としつつ「だからこそ、あまりにも甲子園に感動、美談を託しすぎていないか」と警鐘を鳴らした。

 この日は公立の県岐阜商の活躍を大々的に特集。石井亮次アナウンサーは言葉を選びながらも、横山選手の活躍に「頑張っている姿がまぶしい」とコメント。すると古舘は「本当に横山選手、以外も含めて感動する。素晴らしい」と絶賛。

 だが「だからこそ思うのは、世知辛い世の中で高校生の甲子園にあまりにも感動、美談を託しすぎていないかと思う。もっとニュートラルに見守る視線も必要だなと思う」と訴え「やっぱり負担かかってますよ」と続けた。

 「夏場の暑い時の問題、ずっと言われて久しいが、昼間、時間を空けたりするけどルールを変えることになって、時間をせかされるように、最後の試合。タイブレークや延長は早くやらなきゃとか、高校生に負担をかけているのもある」と指摘し「ここは主催の朝日新聞も高野連もしっかり時代との見合いの中で、変えていくものは変えていかないといけない」とコメント。「ただ、本当に素晴らしかった。それがあるだけに過剰に期待するのは失礼かなと」と述べた。

 これに石井アナは「わかります。僕も、汗と涙の青春の…みたいなことをあんまり思いすぎるのも、あれだなと。でも横山君の活躍を見ると、いいなあと思います」と古舘の意見に納得していた。

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