飛ばないバットも山梨学院には関係なし 3試合31得点は低反発導入後の夏最多得点 4番・横山が同点ソロ、長身右腕の菰田は2戦連続3安打3打点

 「全国高校野球選手権・準々決勝、山梨学院11-4京都国際」(19日、甲子園球場)

 山梨学院が昨夏王者の京都国際を下し、初の4強進出を決めた。

 昨夏の優勝投手・西村を自慢の強力打線が攻略して、2試合連続2桁得点となる11得点をマーク。2回戦の初戦から3試合で計31得点を挙げ、2024年春からの低反発バット導入後、夏は24年の神村学園が記録した5試合28得点の大会最多得点を更新した。

 試合後、吉田洸二監督(56)は「誰かが突出して、こいつに回せば打つではなくて全体で攻めている」と13安打を放った途切れない打線を評価。0-1の二回には、4番の横山悠捕手(3年)が左への同点ソロを放つなど長打力も兼ね備え、低反発バットも関係ないと言わんばかりのパワーを見せているが「夏は出る度にねじ伏せられて負けたので、夏出た時は打ち返してやるぞとやってきた」と話した。

 来秋のドラフト候補で長身2年生右腕の菰田陽生投手は、3回戦の岡山学芸館戦に続く3安打3打点の活躍。5-1の五回1死満塁の第3打席では、痛烈な打球が右翼の頭上を越える走者一掃の3点三塁打を放ち「満塁のチャンスでここで一本出さないとという気持ちで打席に立ったけど、出たので良かった。最初は(右翼手に)取られると思ったけど、越えて良かった」と話した。

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