栗山英樹氏 教え子・中田翔の引退に「報告を受けた時はただただ悔しかった」「これからも文句を言い続けます」
日本ハム・栗山英樹CBOが15日、現役引退を表明した中日・中田翔内野手について、球団を通じてコメントを発表した。
日本ハム時代は10年間、監督と選手の間柄で4番として長く起用。中田が21年に同僚選手への暴力行為で謹慎処分を受けた時にも監督を務めており、巨人へのトレード移籍も後押しした。巨人や中日移籍後も、思い入れの深い教え子に叱咤激励してきた。
栗山氏は「報告を受けた時は、ただただ悔しかったです。本当にすみませんでした、という気持ちです。監督として接し、中田翔という選手の才能を誰よりも分かっていました。もっともっとすごい数字を残せるはずでした。それが果たせなかったのは半分はこちらの責任、そして半分は中田翔の責任だと思っています」と、愛情を込めて思いを語った。
通算309本塁打。36歳での引退、通算成績には物足りなさをにじませ、「ひたすら悔しさが残ります。ひとまずお疲れさまではありますが、選手として終わった時、この先どう進んでいくのか。私は、これからも中田翔に文句を言い続けます」と今後にもエールを送った。



