則本大乱調で楽天サヨナラ負け 九回2点リード守れず「やっちゃいけないこと」
「西武5-4楽天」(11日、ベルーナドーム)
勝利のバトンが、最後までつながれることはなかった。九回に守護神の楽天・則本昂大投手(34)が押し出し四球などの乱調で、2点リードを守れない。延長十回には鈴木翔がサヨナラ打を浴びて痛恨の逆転負け。勝利目前での手痛い黒星だが、三木監督は2人を一切責めなかった。
「彼らが頑張って勝った試合もいっぱいある。今日のことをまた生かして、チームのために頑張ってもらいたい」
これまでの貢献から信頼が揺らぐことはない。則本が押し出し四球を含む3四球と厳しい判定にも泣いたが、指揮官は「そこは野球」と言う。敗戦を受け止め、前に進んでいかないといけない。
則本は「やっちゃいけないこと。マウンドで自分の力を出し切れなかった」と言葉を絞り出した。3位・オリックスと4差になった。悔しさを糧に次戦へ。うつむいている時間はない。




