楽天 阪神戦7連勝 三木監督「全員のことを信じていますので」執念采配でサヨナラ勝ち

 「楽天3-2阪神」(15日、楽天モバイルパーク)

 楽天・三木監督は迷うことなくタクトを振った。14日には5時間10分、この日は延長十二回の4時間24分という死闘続きの総力戦で最後まで選手らを信じた。「僕は全員が仲間で、全員のことを信じていますので」。一丸で勝ちきったサヨナラだ。

 延長十一回、4番から始まる好打順を前にマウンドに送ったのはドラフト4位・江原(日鉄ステンレス)だった。「いつもより緊張したのは間違いない」と緊迫場面での登板は初めて。いきなり連打を浴びてピンチを背負うも、勝ち越しのホームだけは許さなかった。

 また延長十二回には1死からこの日4三振だった同1位・宗山(明大)をそのまま送り出す。ここで起用に応える二塁打で一気にムードは高まると、最後は代打・黒川を選択。指揮官は「勝負強さに託した」と2軍時代から見てきた長所を信じ、選手らが見事応えた。

 「成功や失敗、その経験が全て財産になる。僕も必死。そこに対して選手が準備して期待を背負ってくれる」と三木監督。腹をくくり、阪神戦はこれで7連勝になった。信頼と絆がつなぐ1勝は、経験値を経てさらに大きな力に変わる。

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