神整備ふたたび、甲子園に拍手 雨が上がって30分間強で整備完了 県岐阜商-日大山形戦 激しい雨で51分間の中断を経て試合再開

 整備を始める阪神園芸(撮影・中田匡峻)
 グラウンドに砂を入れ始める阪神園芸(撮影・中田匡峻)
 整備に向かう阪神園芸・金沢さん(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・1回戦、県岐阜商-日大山形」(11日、甲子園球場)

 六回裏の県岐阜商の攻撃前に雨脚が強まり、9時14分に試合が一時中断した。日大山形の選手が守備に就いたが、球審の合図で全員がベンチに引き揚げた。

 六回表の日大山形の攻撃中強い雨が降り出し、その後、さらに激しくなって内野の黒土が一面水浸しになった。

 試合が中断した後、雨脚が弱まり、9時29分頃に阪神園芸のスタッフがグラウンドに現れるとスタンドからは拍手がわき起こった。水たまりに吸水シートを置いて水を取り除き、新しいを入れて整備。9時45分頃には日大山形の選手がベンチ前の人工芝の上でキャッチボールを開始。県岐阜商の打者もベンチ前で素振りをするなどして再開に備えた。

 10時3分に日大山形ナインがグラウンドに出て守備に就くと、再び場内が大きな拍手に包まれた。試合は10時5分に再開。中断時間は51分間だった。

 試合は日大山形が初回に1点を先制。県岐阜商は四回まで無安打に抑えられていたが、五回に初安打から3安打集中して2点を奪った。

 今大会では8日の横浜-敦賀気比戦でも雨で試合が中断。雨が上がるとすぐにグラウンドが整備され、1時間7分後にされた。

 この日の4試合は天候不良のため10日から順延。第1試合の県岐阜商-日大山形戦は予定通り午前8時から始まった。

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